『万引き家族』の是枝裕和監督率いる映像制作者集団・分福の佐藤快磨オリジナル脚本・監督作品。秋田の港町、男鹿半島を舞台に人が再起する事に不寛容な「現代日本の今」を描き出す。秋田の寂れた港町、雪の降る男鹿半島。主人公のたすく(仲野太賀)は娘が生まれてもいつまでも「父親」の自覚を持てないでいた。そんなたすくに妻ことね(吉岡里帆)は愛想をつかす。そこでたすくは、父親らしさを証明できれば、ことねはまた許してくれるのではないかと考える。大晦日の夜、「悪い子はいないか」とナマハゲ達が闊歩する男鹿の街が生中継のニュース番組で全国に放送される。全力疾走する全裸のナマハゲの正体は、妻との約束を守れずに泥酔しきったたすくだった......。